タイは製造業の拠点(下)
―市場構造は国内と輸出のバランスが取れているのか
1)タイの製造業の発展の歴史を振り返ると、日本から繊維産業の進出が早かった。
その後、縫製産業も発達して、中国とは別の市場を開拓。この延長として、機械加工が発展し、自動車部品、電気部品の製造業も東南アジアの拠点としてタイを活用してきた。
第1の条件として、安価な労働力を手に入れて、コストが削減できること
第2は、新規の市場開拓がやりやすいこと。
2)また、そのための条件として、
1. 政情不安、人心の不安がなくて経済運営が政治に左右されない
2. 日本から比較的近いこと
3. 製品の主要原料が近くにあること、などが海外進出の良い条件と見られてきた。
3)第1回目に説明したように、タイを製造業の拠点として考えた場合、制約条件はいくつもある。技能の蓄積があまりないことから、わずかの企業進出で、優秀な技能者、管理者が流出する恐れがあること。安価な労働力に関しては、タイ政府もラオス、カンボジア、ミャンマーから労働力を正規のルートで流入する仕組みを考えており、量の確保については、比較的確保できる道ができてきた。
―市場構造は国内と輸出のバランスが取れているのか
1)タイの製造業の発展の歴史を振り返ると、日本から繊維産業の進出が早かった。
その後、縫製産業も発達して、中国とは別の市場を開拓。この延長として、機械加工が発展し、自動車部品、電気部品の製造業も東南アジアの拠点としてタイを活用してきた。
第1の条件として、安価な労働力を手に入れて、コストが削減できること
第2は、新規の市場開拓がやりやすいこと。
2)また、そのための条件として、
1. 政情不安、人心の不安がなくて経済運営が政治に左右されない
2. 日本から比較的近いこと
3. 製品の主要原料が近くにあること、などが海外進出の良い条件と見られてきた。
3)第1回目に説明したように、タイを製造業の拠点として考えた場合、制約条件はいくつもある。技能の蓄積があまりないことから、わずかの企業進出で、優秀な技能者、管理者が流出する恐れがあること。安価な労働力に関しては、タイ政府もラオス、カンボジア、ミャンマーから労働力を正規のルートで流入する仕組みを考えており、量の確保については、比較的確保できる道ができてきた。
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