
先週は日本からの出張者が数名、バンコクや周辺の県を回って現状を見ていただいたが、兵士の姿はほとんど見なかった。市民も従来通りの生活をしている現状をみていただき、日本でかっておこった2.26事件などのクーデターとは違うと、理解された。当方から、現国王の下で12回もクーデターが起こったが、これは政権の主導権争いである、と説明をしても現地にいないと理解されない。
NCOPも1年先には民政に移管する、と説明をしており、国民も長く軍事政権が続くとは思っていないのである。その前に、憲法の書き換え、総選挙の実施がどうなるか、見守るところである。
日本の新聞でも、今までの事態を解決した新聞もあるが、現地の実情を聞かないで、言葉だけで戒厳令、クーデターで推測すると現状を見誤るのである。

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