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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
magmagの2021.6.14From Bangkokの記事を再掲しています。

タイ政府が国立の海運会社設立か
―運輸大臣がタイの競争力強化につながるプロジェクトとして研究を指示
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(写真は、海運局)

サクサヤム運輸大臣が港湾公社(PAT)に国立の海運会社設立の可能性を研究するように命じた。6月13日のバンコクポスによると、PATの子会社として設立する構想である。大臣はタイ南部の縦断大橋、東部経済回廊に並ぶ構想として2025年から2027年にはスタートできるよう研究成果に期待している。
国立の海運会社は輸出業者、輸入業者にも海外の海運会社に頼らずに貿易できるという点で好都合であるとされている。 しかし、タイ政府が、他の政府予算の多い中でどの程度の重要さでこの予算をつけるかは未定である。
タイ政府が設立した30年余りの歴史を持つ航海士、機関士を育成する学校の卒業生にも新会社で働く機会を提供できる。運輸大臣は「プラユット首相の在任中に国立の海運会社ができると信じている」と発言をした。1940年に民法によってタイ海運会社が設立されたが、2011年に赤字続きのため内閣により解散させられたのである。
海運局によると低コストと取り扱い量の大きさから1か国から他国に向けての貿易の90%が海上輸送に頼っている。タイからの輸出の大半が外国の海運会社に任されており、タイ国籍の海運会社は全体の9%にしか過ぎない。
国際連合貿易開発会議(UNCTAD)によれば、タイの海運業はアセアンの中でシンガポール、インドネシア、マレーシア、ベトナムに次いで6位の位置にある。
ある研究によると今後20年間で世界の会場輸送量は現在(UNCTADの数字では19億7600万トン)からさらに2039年には5億3600万トンも増加するという報告もある。
参考;Shipping and world trade: driving prosperity | International Chamber of Shipping (ics-shipping.org)
2019年現在、シンガポールの貿易量は1億3354万トン、次いでインドネシア(2410万トン)、マレーシア(1034万トン)、ベトナム(858万トン)についで、タイは600万トンという研究報告もある。これらの数字から、タイはアセアンの海運産業では非力であると示されている。
港湾の競争力を示す指標でアセアンの Liner Shipping Connectivity Index (LSCI)という数字があるが、シンガポール、マレーシア、ベトナムと比べても低位にある。
Govt refloats national shipping line plan (bangkokpost.com)
最後に、運輸大臣が今まで、エアポートをはじめ航空分野、鉄道と道路交通など陸上交通に対する発言が多かったが、今回のニュースで海運業に関して発言されていることを注目したい。我々としては、1940年代にタイ政府が設立した海運会社が、2011年に解散された理由が赤字続きの会社であったことにも、注意しておく必要がある。あるいは、会社再建で生まれ変わるタイ国際航空会社が、一度は倒産した日本航空会社が再建されて黒字体質になり、上場もできるようになれるのか、見てゆきたい。
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