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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
セター内閣の外交と日本の外交23092023 2thailand pm s

―タイの全方位外交と日本の対米追随姿勢
1)タイの対米方針
 まず、セター首相の就任後初の外遊が米国となった。9月18日から24日までの一週間である。自ら卒業した大学がクレアモント大学であることから、個人として米国でも友人が多いと推測される。
 まず、最初の外遊先である国連78回総会でセター首相は次のように発言 。「現在の世界は、平和や人権の発展の阻害があり、地球の存続が課題になっている。これに対して、国際協力の精神や相互理解が求められている。タイは国連と協力しながらこれらの課題に協力をする」 
タイは、カーボンニュートラルを推進するための国債を発行するなど、世界に対して投資受け入れの一助として脱炭素化を訴えた。これに対して、関心を示す投資家もある。
また、タイと米国の貿易、投資は2022年に15年ぶりに拡大して、米国はタイから650億ドルを超える2番目の貿易国となると同時に投資総額110億ドルの第3番目の投資国になった。そこで、全米商工会議所など米国大統領も出席するアセアン諸国と在米機関との交流の場でも米とタイの関係についても発言をした 。セター首相は、「タイ政府は投資環境の整備に力を入れることを約束する。様々な規制の排除とデジタル化をするめる。投資手続きについては、よどみないスムースな対応をする」
2)タイと中国
 セター首相の外遊に先立ち、タイと中国は共同で軍事訓練も行っている。先の海軍の将官は中国からの潜水艦の輸入が決まらなかったのは、最後にドイツが潜水艦のエンジンを供与しなかったからである。海軍関係者は、中国製でもよいと思っている節がある。
経済面でも対中国との関係では、10月8-10日に中国訪問の意向を示した 。「中国と米国はタイにとって重要な貿易国である」との認識を示している。


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