fc2ブログ
バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
2030年に向けての航空政策とタイの空港の現実
―現実の直視が重要
departure 20240209220037

セター首相は2024年3月1日に2030年に向けてのタイの航空政策を公表した。
首相の説明した概要をタイ政府のTVとfacebookでは以下の通り。
1. スワンナプン空港を世界のトップ20にする、
2. そのため、同空港の利用者を1億5000万人まで対応できるようにする
3. サテライト1のターミナルも当初4500万人対応で計画したが、6000万人まで拡張
4. 2024年には3番目の滑走路も完成し、1時間60便フライトを90便まで利用できる
5. 将来的には、ターミナルの拡張と、9000万人が収容できる新しいターミナルを予定
6. ドンムアン空港も2030年までに年間3000万人を5000万人まで受け入れる
7. 既存のターミナルを改修し、第1、第2ターミナルを拡張して2700万人を収容
8. プーケット空港および周辺の空港の能力向上を狙ってアンダマン空港を建設する構想
9. プーケット空港は2030年までに年間1800万人まで受け入れる
10. これ以外にも、商業用の機材、個人用の航空機の修理、メンテナンス事業も支援
11. タイから周辺国に年間2億8千万人も航空機で運ぶので同時に温度管理をされた商品の運送も拡充する、コールドチェーンの支援もする
12. 航空業界は、運航スケジュールの最適化、機材の選定、乗客のサービスが重要である。
13. さらに、将来の航空燃料としてSAF(Sustainable Aviation FueL)についても研究
14. これにより、経済効果を生み出すだけではなく生活の質の向上とタイ経済の発展にもつながる
これに対して、3月2日付けの英字紙で紹介された業界関係者の意見も紹介する。
タイエアアジアの大株主であるアシア航空株式会社(AAV)のタサポン(Tassapon bijleveld)会長は次のように発言をしている。
スワンナ空港の入国者への混雑ぶりの改善が重要である。これには、乗客の受け入れがターミナルビルを一か所だけにしているからである。確かに、サテライトターミナルも関係したが、多数の国際便が到着した際には不十分である。タイをアジアの航空のハブにする構想の実現には時間と大規模な投資が必要である。また、その計画はなるべく早く公表をすべきである。関連して、地方の空港であるウドンタニ、コンケン、ブリラムも国際空港にするというが、長期的な視点の説明が必要である。
関連して、各航空会社の決算数字も公表されている。
例えば、AAV(エアアジアグループ)は2023年第4四半期に前年比51%増の124億バーツの売り上げがあり、28億バーツの収益があった。2023年通期では2022年と比べて90%もの利用者が増えて1890万人の利用があり、売り上げは412億バーツ、利益は4億6600万バーツになった。
バンコクエアウエイズは2023年は397万人の利用があって217億バーツの売り上げ、30億バーツの収益となった。
タイのアジア太平洋航空会社全体で2019年当時の利用者、貨物が82%まで回復しており、2024年1月合計で国際線だけで2700万人が利用したと報告があった。


[2030年に向けての航空政策とタイの空港の現実]の続きを読む
スポンサーサイト