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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
タイの自動車業界、復興の道筋
―従来の延長ではなく、新しい方向性が必要だという実業家も
(2020.05.18のmagmagが一般読者が見えないため、blogでも紹介します)

今回のコロナ危機により、タイ経済は1.3兆バーツの損失、国民総生産GDPの7.7%が影響を受け
1997年の通貨危機に並ぶほどの損失を被った、とタイの銀行業界は推計をしている。(5/9バンコクポスト) 
中身は、1.1兆バーツが旅行業界の損失。旅行業界だけで、GDPの5.3%が減少した。
これに対して、経済政策を主導するソムキット副首相の構想が明確になってきた。
副首相は、タイ政府が1兆バーツの経済復興計画の実際の使い道について説明をされた。
それによると、6000億バーツは金融及び医療業界の強化に使う。
4000億バーツは新しい雇用を生み出しインフラを整備して地域経済を強化するために使う。
現在の危機を、チャンスに変えるため、3つの柱があるという。
政府系農業・農業協同組合銀行(BAAC)は農業分野で3つの提言をしている。
1は食の安全、2は地域のビジネスを強化、3は草の根経済の持続可能性を維持、という3点である。

BAACは補助金付きのローンも作り、肥料の支出を減らす構想もある。4000億バーツは一挙に
使うのではなく、教育・訓練を重視している。4000億バーツのうち、550億バーツは農業分野の復興に当てる。
彼らにふさわしい市場を探し、持続可能性のある経済を達成するため、参加者に徹底的な教育・訓練を行うという。
元石油公社であったPTTにも参加させて、地域経済の発展に寄与をしてもらう。
タイ商工会議所の推計では、710万人の失業者が発生して、その内、187万人は自分たちの田舎に戻るとみている。

ウッタマ財務相は、銀行から融資を受けられない小企業者向けに基金を作る構想もある。
国境周辺に居住する小企業で、担保もなく銀行融資の対象にならない企業に手を差し伸べる方法を
財政政策局に課題を与えて、新しい仕組みを生み出すように指示をされた。
1兆バーツの資金から、この基金も生みだせるとされている。
一方、実業界からの復興支援に対する声も出ている。代表は、タイ工業連盟の自動車部会である。
自動車の生産から販売まで裾野が広く75万人もの雇用があるという。コロナウイルスの影響で、
2020年の国内販売は19年の半分、また輸出市場も各国とも経済封鎖を続ける中で、輸出も半減する、恐れがある。
そのような中で、失業者を出さず、雇用の維持するには国内市場の活性化に政府が支援をすべきだという。
具体的には、販売奨励金のようなものを期待しているのであろうが、タイ国内の家計債務が拡大する中で、
自動車購入をすることでさらなる債務を拡大する層がどの程度あるのか。

短期ではなく、長期の視点からタイランド4.0を勧めよという声もある。上場会社でもあるエナジー・アブソルート社
のMr.Somphone Ahnai CEOは過去のタイの自動車業界は安い賃金だけで生きてきたという。
1台の車生産で、数千バーツの付加価値がタイに落ちただけであると、言われる(5/15バンコクポスト)
低賃金に甘んじるのではなく、高付加価値の産業に転換すべきだという。
OEMではなく、OTM(original technology manufacturing)に変身すべきだという。
特に、今までは外国企業頼みであたものを国内企業がデザインや特許など世界的な知的所有権をもつように、
1.9兆バーツの資金を生かすべきだと強調されている。
同社は2006年に1億バーツの資金を投じてバイオの事業に参画し、以後太陽光、風力など再生可能エネルギー
に進出、2014年にはSETに上場した。タイでも幸運な事業家の一人でもある。
現在、同社は30億バーツの資金を投じて、バッテリー生産工場を建設、国内に1000か所の充電ステーションを
設置する予定でもある。系列会社では2019年6月から5人乗りのハッチバックの電気自動車を生産しているのである。

我々は、タイ経済の復興を支援するとともに、自社の方向性をどちらに向けるのか、考える重要な岐路に立っているといえる(2020.5.17)
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