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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
タイ政府の予算について
―予算審議に云々できなくても、予算の内容は知るべき
今までもタイ政府の予算について紹介したことはあるが、最近は機会がなかった。ちょうど会計年度2021年度(2020年10月から2021年9月)の予算審議が国会で始まったので紹介する。
 総額は3.3兆バーツ(約10兆円)の赤字財政予算である。2兆6700億バーツは新年度の収入が見込めるが6230億バーツは借り入れをせざるを得ない。総額の75%に当たる2兆5000億バーツは政府支出、6748億バーツは投資的な支出になる。別途990億バーツはかっての借り入れへの返済資金である。
政府支出の内訳をみると、次のようになっている。
中央政府の支出6146億バーツ(以下、数字の大きい省庁のみ記載)
 教育省3583、内務省3280、財務省2678、国防省2234、運輸省1985、公共機関1547、公衆衛生省1409、工業省1409、首相府省に属さない公共機関1311、高等教育科学技術革新省1298、農業協同組合相1128、地方公共団体931、労働省698、首相府省405、天然資源環境省299、法務省272、社会開発人間の安全省225、裁判所228などである。
 7月2日付けのバンコクポストによると、野党は政府提出の予算に対して、特に国防省の兵器支出に対して質問をした。特に、潜水艦などの予算を削減して低迷する経済を立て直す予算とコロナウイルス対策に不足する予算に切り替えるべきだという。
 プラユット首相兼国防相は、「現在の国軍が所有する兵器の70-80%は旧式で取り換える必要がある」、と説明。「タイ国の尊厳を守るには国境周辺の国防は重要である。周辺国と比較して兵器を最新式にとり敢えて置くことは、周辺国との治安維持には必要である。」
 
野党のプアタイ党のソンポン代表は、建設や運河の春節などの予算は旧式の経済観念で作成されたものだという。これらに使うよりは、変化する消費者への対応や農業の高度化だと主張。「公共機関への支出は死にゆく機関への支出である。予算は政党に対してくれてやるお金ではない」「国民の旅行をするためにお金を支出することや、福祉カードで資金を出すのは政府機関に近いしい企業のためである」
プアタイ党の事務局長であるアヌヂット議員は「3.3兆バーツの予算に対して、2.6兆バーツの税収が見込める、など信じられない」という。「投資的な支出は1.8倍になった一方、通常の支出は2.2倍にも膨らんだのはなぜか」
「既にコロナ対策で1兆バーツの予算を別に組んだのに4030億バーツの経済回復予算を組むのか何故か」など、野党から批判が出た。
プラユット首相は、これに対して非常事態宣言はまだ継続中である、追加の予算が必要であると」回答をした。
さて、我々外国人はタイ国内の政府予算について云々する資格はないが、内容を承知して、我々の納める税金がどう使われているか、については知っておく必要があろう(2020.7.7)
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