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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
タイ進出の課題と展望(香港貿易発展局がオンラインで取材)
―先の先を読んだ経営があっても良いのではないか
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2020年3月から仕事のやり方が大きく変わっている。その一つの事例を紹介する。
友人から2020年5月に電話で相談があった。内容は、Hong Kong Trade Development Council(香港貿易開発評議会)からのタイ市場調査 ご協力の依頼で、担当者から以下の質問があった。
•タイでビジネスを行う機会と課題
•主要な成長ドライバーと消費者動向
•勝利する市場参入戦略

当初、担当者/が、タイ国内の日系企業様を訪問、面会・インタビューを考えられていたが、コロナ騒動の関係で、来タイ(タイ入国)が出来ない為、Zoom等を使用したインタビュー、もしくは、アンケート方式(英語)で、ご協力お願い出来ないかと要請で8/28にZOOMで取材を受けた。
ちなみに、当方から提示した成功の事例と失敗の事例は次の通り。
1. 小売業;Watsonというチェーン店がタイでは成功をしている。これは既に1996年からタイに進出しており、商業移設だけではなく、路面店もある。日本から「マツモトキヨシ」も進出しているが、日本の進出は出遅れた。国内の展開は、相当格差がある。
2. 物流業;KERRY LOGISTICS(Thailand)は既に、進出して相当長い歴史があるが、店頭販売から、オンラインでの販売に小売市場が変わるとともに、宅配事業を強化。郵便局の扱い量を超えたほどである。この分野でも、クロネコヤマトがタイの大手SCGと合弁で展開をしているが、スピードが違う。早い展開で、宅急便の市場はFERRYは1番の位置をしめす。しかし、コロナの後の食品配送サービスでは、LINEFOODやFOOD PANDAの展開から遅れている。大きくなればなるほど、方針変化は遅れる。これが課題。
3. 不動産開発;All Season Placeすでにタイには欧米系、アジア系の不動産事業の展開は多い。香港の事例では1997年の経済危機からいち早く、大型不動産進出があった。
例えば、バンコクの都心にオールシーズンのオフィス・ホテル・商業の複合ビルである。タイの経済復興が遅いのではないか、と懸念をしていたが、予想外にオフィスは埋まり、またホテルもすでにテナントの候補が5星ホテルに決まっていたのである。

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失敗の事例としては、都心から北のパトムタニ県ランシット向けにHopewellが1980年代にタイ政府の鉄道運行許可を取っていたが、経済危機でいったん停滞。タイ政府から、事業そのものをキャンセルされてしまった。契約上、タイ政府のキャンセルの場合、それまで投資した金額を回収できるという仲裁協定があり、香港が仲裁裁判に訴えて、勝訴した。損害賠償ではタイの裁判所のお墨付きをもらう必要がある。
タイ政府、国鉄(SRT)は契約当時の手続きにミスがあった、として損害額を減らすべく行政裁判所に訴えたが、敗訴。最高行政裁判所でも、タイ側の訴えを却下。契約当時に瑕疵があれば、当時のタイ政府、国鉄が指摘すべきであり、仲裁結果が出てからの訴えは、無効との判断がでた。
香港の投資家は事業は、失敗が、契約がしっかりとしておれば、損失の一部が回収できる事例である。

こよのうに香港企業は海外での事業展開の経験が多く、転んでもただでは起きないという、法的な予防策を講じている。翻って、日本の企業はどうか?相手が、国家だとすれば、取り返せないと諦めないか?
ここに香港企業の強さがある。最近の事例では、香港の企業が日系の自動車部品会社を買収した事例も出てきたほどである。変化の時代に、先の先を読んだ経営があっても良いのではないか。
(2020.08.31のMAGMAGが古い記事が見えないため、8/31のFROM BANGKOKで紹介した記事を再録しています)
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