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バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
タイ政府は中国の各省とのMINI-FTAに注力
―小さな貿易交渉が大きな成果を
home pro20230128182025(DIY店ホームプロでも中国産の製品が多数並ぶ)

タイ政府のジュリン副首相兼商業大臣は、中国の4大都市の一つである深圳(他の都市は、北京、上海、広州)とのmini FTAを3月に、また雲南省ともmini FTAを締結する予定である。
2023年2月21日のバンコクポストによると、昨年8月に同じくMINI FTAを結んだ海南省の副省長をバンコクと面談した。
昨年のmini FTAを締結してから、双方の貿易額は前年比91.9%増加の5億2000万ドルになった。タイからの輸出は66.8%増加の2億9900万ドル、輸入は140%増加の2億2000万ドルである。主な輸入品目は、ゴム、果実、化学品および原材料である。
海南省からは、4月11-15日に開催する海南省フェアに、タイからの参加を呼び掛けるとともに、現地にタイ政府の貿易センターを設置するように提案があった。
タイ側からは、今年開催される次のような展示商談会に紹介したいと提案した。
STYLE Bangkok(3/22-26)
Thailand International Auto Parts and Accesary Show(4/5-8)、
Thaifex &Anuga Asia(5/23-27)
TILOG-LogiX(8/17-19)
Bangkok Gems &Jewry Fair((9/6-10)
同時に、タイ政府のRCEP Centerと海南省の商取引センターとの交流を深めることも協議をした。


タイ政府は、中国だけではなく、インドともmini FTA締結を予定している。
カルナタカ州、マハラシュトラ州、アッサム州、およびグジャラート州である。
国同士のFTA交渉では、利害が対立する場合も多く、妥結するまでは時間を要する。これに引換、mini FTAは貿易だけに絞って交渉すると、お互いの売りたいもの、買いたいものが容易に交渉が可能となる、結果として、上記のように海南省の貿易が前年比の92%近く伸びた。
このように小さいけれども相手の州や都市が、小国並みのGDPを持つ中国やインドとmini FTAを結ぶ戦略は効果が大きい。
我々もRCEPとして、タイが中国やインドとどのように付き合っているのか、学ぶ点は多い(2023.2.21)

(参考)https://www.bangkokpost.com/business/2511186/thailand-eyes-more-mini-ftas-in-china
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