
SXではどのような展示があったのか?
多くの人待ちがあったブースはOne Bangkokである。ビエチャンを生産するTCCグループ傘下にあるFlaser Propertyが過去ラマ4世通りに開発してきたプロジェクトの紹介があった。その中で常に最新の建築技術を使い持続可能性を維持する活動をしてきた。今回は、One Bangkokが80か所での居住空間の創造に貢献したことを強調していた。今後オープンするバンコク最大の建築物では、健康と福祉、持続可能な住まい、低炭素の建築、クリーンなエネルギーの利用、地域との強固な結びつきを生みだすと説明がされた。建物の外には緑を多数残し、建物内部にはホテルが4か所、住居空間、オフィス空間、商業スペース、美術館など人生を楽しむ空間から構成をされる。これ以外にも、サイアムセメントなど住宅メーカー、PTTやインドラマなど化学メーカー、銀行などもそれぞれ持続可能な社会に向けてどのような商品、サービスを提供しているか、具体的に提案があった。

10/4-10/5と国連のアジア太平洋委員会(ESCAP)会場で、アジアの持続可能性を考える国際会議が開催された。小生は、10/4にJETROが主催の、Mekong―Japan Business セミナーに参加したので、10/5河川と海洋のプラステイック問題を取り上げたセッションのみ参加した。
同会議に参加された方から9/28から10/8まで開催中の持続可能性エキスポ(sustainability Expo)、略称SX)がシリキット王妃国際会議場(QSCC)で開催されているので、時間があれば会場を覗くように、案内もいただいた。
結論を言うと、国際会議では議論の応酬ばかりで、解決策への提言がほとんどなかったが、SXでは、同じ国際機関も出展されていたが、具体案を提示した民間企業の展示から、持続可能性への取り組みが多数、紹介されていた。そこで、国際会議では、単なる議論の場だけではなく、具体的な提言を見せる展示会も同時に必要だと感じた。
最後に、それらの製品、サービスには従来以上のコストがかかる恐れがある。バンコクの一人当たりの所得水準が、地方を含むタイ全土の2倍近いことを考えると、これらのサービスを享受するには、さらなる経済成長が必要だと思われる。

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