イスラエルとガザでの紛争
―タイ人出稼ぎ者かの死者が28人に

10月7日のイスラエルのガザ地区へのハマス襲撃により、現地で農業労働に従事するタイ人の犠牲28人あった 。現地にいる日本人は1000人程度しかないが、タイ政府の公式発表では、現地に約3万人の出稼ぎ労働者がいる 。ではなぜ、紛争当事者ではないタイ人の犠牲が多いのか。タイとイスラエルは協定を結び、毎年5000-6500人の農業労働者を派遣してきた。期間は2年で、最長5年まで延長が可能である。加えて、正規の就労契約が過ぎても不法滞在者が推計で1万人で、合計4万人が現地に滞在している。このため米国人の犠牲についで2番目に多かった。セター首相は、外遊中の香港でイスラエル駐在のタイ大使からの報告を聞くと、すぐにタイ人の安全確保を優先するように指示した。引き続いて現地情勢を直接、首相に報告するように命じた。テルアビブにあるタイ大使館は、現地のタイ人に聞くと7540人は帰国希望があった。タイ政府は、空軍をはじめタイ航空をはじめ民間航空会社にタイ人の帰国便の手配を呼び掛けた。8日から続々とタイ人は現地からタイに帰国している。タイ労働省は、海外出稼ぎ者の支援基金から航空運賃の負担、15,000バーツの見舞金を支給した 。タイ人間と安全保障省は帰国者の自宅までの交通費を援助した。海外にタイ人を労働者として派遣しているタイ政府は不測の事態にも対応する仕組みがある。
日本人の帰国に対しては韓国政府が臨時便に日本人を同行させた際は、無料で帰国できたが、日本政府の帰国便はテルアビブからドバイまで1人3万円の請求があった。これに対して、官房長官が妥当な金額を請求したと発言をしているが、SNSでは「韓国にはありがとうと」日本政府の対応には非難する声が多い。
―タイ人出稼ぎ者かの死者が28人に

10月7日のイスラエルのガザ地区へのハマス襲撃により、現地で農業労働に従事するタイ人の犠牲28人あった 。現地にいる日本人は1000人程度しかないが、タイ政府の公式発表では、現地に約3万人の出稼ぎ労働者がいる 。ではなぜ、紛争当事者ではないタイ人の犠牲が多いのか。タイとイスラエルは協定を結び、毎年5000-6500人の農業労働者を派遣してきた。期間は2年で、最長5年まで延長が可能である。加えて、正規の就労契約が過ぎても不法滞在者が推計で1万人で、合計4万人が現地に滞在している。このため米国人の犠牲についで2番目に多かった。セター首相は、外遊中の香港でイスラエル駐在のタイ大使からの報告を聞くと、すぐにタイ人の安全確保を優先するように指示した。引き続いて現地情勢を直接、首相に報告するように命じた。テルアビブにあるタイ大使館は、現地のタイ人に聞くと7540人は帰国希望があった。タイ政府は、空軍をはじめタイ航空をはじめ民間航空会社にタイ人の帰国便の手配を呼び掛けた。8日から続々とタイ人は現地からタイに帰国している。タイ労働省は、海外出稼ぎ者の支援基金から航空運賃の負担、15,000バーツの見舞金を支給した 。タイ人間と安全保障省は帰国者の自宅までの交通費を援助した。海外にタイ人を労働者として派遣しているタイ政府は不測の事態にも対応する仕組みがある。
日本人の帰国に対しては韓国政府が臨時便に日本人を同行させた際は、無料で帰国できたが、日本政府の帰国便はテルアビブからドバイまで1人3万円の請求があった。これに対して、官房長官が妥当な金額を請求したと発言をしているが、SNSでは「韓国にはありがとうと」日本政府の対応には非難する声が多い。

2004年12月のスマトラ沖地震でプーケットに年末年始を過ごそうと多数の外国人観光客が被災をした。小生も、及ばずながら、発生した翌日、プーケット空港にて来タイする日本人の案内役を買って出た。次男も同行したが、津波による被災者、死者の埋葬の状態もそのまま見て胸が痛んだ。何よりも、欧米の大使館では、被災者を迎い入れて、無料で母国まで送ると約束をしていた。一方、日本大使館では、無くしたパスポートの再発行の費用を請求し、さらに財布も何もかも無くした被災者に帰国用の旅費は貸与するので、後日返すように、との対応があった。イスラエルの紛争や、天災の被災者への対応は日本としてもタイから学ぶ点が多いのではないか。(2023.10.15)
- 関連記事
-
- タイ政府の宇宙空間を利用イベント、日本の内閣府も共催2023.10.25-10.27 (2023/10/30)
- イスラエルとガザでの紛争とタイ政府の対応から (2023/10/16)
- 持続可能な社会に向けてのエキスポ(SX)2023.09.28-10.8 (2023/10/09)
スポンサーサイト
この記事のトラックバックURL
http://tmotakagi.blog24.fc2.com/tb.php/1244-0ef35af9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック