バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
隅々にまで、心配りが出来て
タイ国内の工場めぐり

1.メジャー持参で施設見学
関西で3つの老人介護施設を経営する法人の代表者を訪問した。このほど第3番目にオープンした施設は、今までの2つの施設の建設、運営から経験したノウハウ、またその間、全国各地にある優れた施設を訪問して学んだノウハウが生きている。
 理事長自らが勉強するだけではなく、施設のスタッフも全国各地で定評のある施設を見学して学んでいる。
例えば、右不随の老人向けのトイレはどうか? 左不随の老人向けトイレは?また、おなかに力がはいらない老人の排泄を助けるには? 手すりはどこにつけるべきか? メジャー持参でさまざまな課題を研究された。
 勿論、最初から全てが完全であったわけではない。最初の施設は、老人保健施設をいくつも手がけた建築事務所の説明にうなずくままであった。老人保健施設の経営に参画する前は、不動産業界に勤務した経験があるがすべてが異なる。マンション建設の企画では健常者向けの施設であるが老人保健施設は個人個人が持つ条件、ハンデイが異なる。介護保険を運営する地元の自治体からの指導も厳しい。その定められた基準の中で、どのようにすれば介護を必要とする老人に満足が与えられ、少しでも健康を維持できるかと、考えている。
そのお陰か、新しい施設は従業員の募集も予定以上に集まり、入居者も開業18日目にして定員になった。
 また、全国の老人保健施設を熟知する業界関係者、地元市長からも「今までに無い素晴らしい施設を作った」とお褒めの言葉をいただいた。
 ある設計事務所からは、「自分達が一番と思っていたが、まだまだ勉強する事があるとわかった。今後は教えてほしい」と頭を下げてきたところもある。企業の戦略は大きなところをみてもわからない。隅々にまで、心配りが出来て初めて戦略が見えてくる。

家具の部品選定
2.理事長に伺った。
ある工場での打合せ

TMO「どのような施設を作ろうとされましたか?」
 「あえて個室を作らないで、4人部屋中心にして、介護保険に定められた料金の中でベストの介護サービスを受けられる施設にしたい」
 TMO「なぜ、個室はだめですか?」と質問をした。
 「個室にすると、同じ入居者に少しでも嫌いな人、体調が悪いと部屋から出ない。施設側が個人を部屋から出す為には毎日何らかの働きをしないといけない。それよりも、4人部屋にいて少しでもストレスがあれば、部屋から出えようとする。そうすれば、毎日の食事、リハビリに参加ができる」
 「施設の収入面では、個室が増加すればプラスになるが、入居者の負担が少ない中で、健康を維持する仕組みを作る方が良い。」
 施設だけではない。運営するスタッフの人選、教育にも気を配る。新しい施設でありながら、応募した求職者を厳選する。多くの介護施設では猫の手も借りたいと言うところが多いが妥協を許さない。人員配置計画に不足する場合は、パートのスタッフも採用する。従来の2つの施設では、正社員ばかりであったが、今からは介護スタッフ不足が懸念される中で、パート活用のノウハウを積み上げたいためである。
 TMO「海外から介護スタッフを招かないか?」と質問をした。「友人が、韓国の大学と提携して学生の実習という目的で正式に厚生省、法務省の許可を得て12名の実習生を受けいれた。これには韓国籍で日本語ができる看護婦がいたことも役立った」
「何れ、海外から介護スタッフを招くとしても、まだまだ研究が必要だと考えている」

TMO「次の目標は?」と聞くと、「施設介護だけではなく、訪問介護のノウハウを高めて地域に喜ばれたい」とのこと。理事長の住む、地域だけあって今までなんども施設を作る計画に応募してきたが、ことごとく抽選に外れた。ところが、今回は土地所有者が行う公募から選ばれたという運の良いこと、過去2つの経験が生かされたことなど、流れに乗ったといえる。色の選定


3.ロングステイヤーをタイに誘致する知恵
タイでは今、ロングステイヤーをどのように招くか、よく質問を受ける。
 売り手側からの発想が多い。ロングステイをされる方の要望、条件、5年後、10年後の姿を想定した受け入れができるのだろうか?
 この理事長の姿勢から学ぶことは多い。

 2008.4.12名古屋に向かう車中にて
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