バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
マプタプット問題とは何か
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昨年11月にマプタプット地区の住民が行政を訴えて、その後行政裁判所が関係する70余りのプロジェクトを差し止めたことから問題がクローズアップされた。2007年憲法にうたわれた大規模プロジェクトに住民の同意を得る必要があるものの、ルールが無かったことが大きな問題である。
日系企業を始め、外資の投資が遅延、ひいてはタイへの投資が減少する、とまで懸念をされる。
JETROが主催、タイ工業連盟、バンコク日本人商工会議所が共催して大使館などの後援も得たセミナーが2/8インターコンチネンタルホテルのバンケットルームで開催。
アビシット首相、小町大使の挨拶に続いて基調講演が京大の森昌寿準教授からなされた。
テーマは「日本の大気汚染対策の経験、マプタプット問題解決への示唆」

結論は、すべての議論は科学的な根拠に基づいて議論をしましょう、というもの。
森先生の提案は3点。
1.住民の健康被害をもたらさない水準の中長期の環境目標の設定
2.柔軟なアプローチの導入
3.計画中の石油化学団地への影響の考慮、である。
国際機関からの応援も

実は、先月、UNEPなど国連環境計画なども取材をしていた。また、エネルギー関係の政府機関も引き続いて、訪問をしている。
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先の森先生の問題解決に当たっては、タイ政府に次の環境問題対処能力が求められている。
1.環境汚染の実態調査
2.政府による産業汚染対策の支援
3.産業界と住民双方の合意の形成と政治判断

日本からの応援の仕組みもある。
クリーンアースパートナーシップでタイ政府が行う施策をODAの低利(0.14%)、長期(30年)、当初据え置き(7年)融資制度が使えるというもの。
UNEPでの取材でアセアン各国の政府の環境政策を人材教育の面で支援できる、といわれた。

この観点から、問題解決にタイ政府がどう動くか、見守りたい。
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