バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
反政府運動UDDがなぜ、このように長期の抗議行動を行っているのか?

いろいろ理由はあるだろう。

1.タクシン元首相の流れを汲むサマック政権、ソムチャイ政権が続いた2008年はPAD(黄色いシャツ)の反政府運動が首相府の占拠から空港占拠まで1年近く続いたが、いまだに民主政権はPAD幹部の逮捕状の請求を行っていない。それに引き換え、昨年のAPEC首脳会議の主導者への逮捕状は請求されている。この点もUDD(赤シャツ部隊)から2つのルールがあると、批判をされている。

2.最近のタイ経済をみると、小売、流通、サービス業の低迷はあるものの、一方で世界経済の回復によってタイの輸出は大幅に回復している。もっとも1年前の落ち込みが大きかった、という数字のマジックはあるが、3月の輸出は17ヶ月間で最高の水準を記録した。他方、農業分野では、米価が低迷して、輸出の注文も遅れていることから米作農家は政府に緊急対策を要請している。例えば、昨年12月に精米した米価はトン当たり19,000バーツが、今現在11,800バーツまで低下している。
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3.このため、反政府運動UDDの遠因としては、現在の米価低迷に対してアビシット政権がなんらの対策を打たないことへの、地方の農民の不満から来ている、との意見もある。それに引き換え、タクシン元首相時代は、一村一品、村落振興基金をはじめ、30バーツ医療制度の導入など、地方の農民、貧民の対策をしてくれた、との思いが強いためである、との指摘もある。
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4.階級闘争だとの意見もある。一部には「OOOO大統領」との看板も掲示され、UDD幹部は組織としての意見ではない、と否定をした発言もあった。UDD支持者の中には、民主主義の終着点を暗示したのかもしれない。タイでは、王室批判、王政批判は法律違反になる。一部の外国人が、これによって国外退去させられている事例もある。

5.では、なぜこのように長期化するのか?UDD(赤シャツ)の組織活動を支援するグループもある。もちろん、PAD(黄シャツ)が長期化したのもこれを支援するグループがあったからである。これらの利権構造が政権交代によって、変わるなら、当初からUDDが主張する国会解散の要求は理屈が通るのである。もちろん、これを民主党政権が許すわけは無い。話し合いを期待するが、政権交代を起こし、利権構造が変わるような決定は現政権ではないと見るべきだろう。2010.4.26
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