バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
災害時の事業復旧
――事業継続計画(BCP)が有効に活用できるには

1.2011年は東北大震災とタイの洪水など自然災害と、それによってわれわれが日ごろどれだけ災害に対する備えをしていたのか、など人災面かと試された。そのような状況で、ひごろの経営姿勢が明確に分かれた。事業継続計画が備えられていた企業と備えが無い企業で、復旧の速度が異なった。

2.自動車部品製造業のN社もそのひとつ。洪水により冠水した直後に、船を発注し浸水した工場から預かり品の金型を救い出す作業を開始された。その際、現場に出向いたのが日本人の幹部である。災害時には人命尊重として、日本人の駐在員には帰国命令を出された企業もあるが、同社はタイ人だけ最後まで工場を守るのではなく、日本人幹部も踏みとどまった。工場団地からの命令でやむなく退去したが、冠水後の現場視察は一番早かった。

3.状況を把握してからの対策は早かった。急遽、仮工場を水害の影響の無い地域に見つけ、水中から引き出した金型と、早急に納品できる台湾企業に設備を発注。1ヶ月後には仮工場で操業を開始。

4.災害時の対応の別のケースを紹介する。電気部品を製造するK社は、同業者から代替生産を依頼されたが、断った。むしろ、工場設備の一部をライバルに提供して、ライバルの管理で、彼らの製品を製造し続けるように支援をされたのである。その背景を伺うと、一度、仮発注された仕事は、元に返さなければならない。また、代替生産といっても品質は顧客の要望水準に合わさねばならないので、少量であれば、かえってコストがかかる、と断ったとのことである。

5.ビジネスの世界では、生きるか死ぬかの厳しい状況もあるが、災害時に火事場泥棒のような対応をする企業とは、長く付き合えるのだろうか?復旧した際には、どうなるか。
2つある。ひとつは、元の依頼先に仕事を返す会社。あるいは、一旦受注した先の仕事はそのまま自前の受注だと、元の発注先には戻さない会社。

あなたは、どちらの会社と付き合いますか?
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