バンコクで起業ししたものの、タイ語は難しい・・・日々努力。
 タイの反政府運動に参加しているタイ人に12/26に会って、話を伺う機会があった。
ご本人はバンコク在住で、自らも事業を経営しており同じ業界仲間も多い、ようだ。
どうして反政府運動に参加するのか伺った。(敬称略)
① タクシンは法律を変え、タイ国自身を売る悪いやつである。(携帯電話会社の売却)
② タクシンは、国王を軽視して自らが大統領になろうとした。恩赦法では、政治犯だけではなく、汚職犯や国王など不敬罪までも恩赦の対象にしている。
③ 現政権は、自分の権力をかさに着て、国家財政を危うくする(米買い上げによる財政赤字)
④ 選挙は汚職、買収のせいで現在の政権が勝ったので、本当の民意を反映していない。
⑤ 反政府主導のステープ氏も信頼できないが、反政府、反タクシンという面では一致する。
⑥ もし、インラック首相が退任しても、かってのアナン首相のように、無名だが清廉潔白な方がでてくる(これは希望的観測)
⑦ (正確ではないが)軍事クーデターも容認できる、という意識がある
⑧ 次回の総選挙があったとしてもステープ氏には投票をしない、という支持者である。
新聞報道を見ても、反政府の主張の一部、またはほとんどが上記のとおりであるが、これをデモという手法で、しかも総選挙の阻止で反政府側がいう主張が通るのかどうか、1月初旬の時点では先が見えない。
反政府運動に至るものはか?
これは、米国や欧州でも広がる民主主義が終わった、という運動にも類似をしている。代議制民主主義の形骸化への反対とも共通するものがある。たとえば、小選挙区といっても、第1党になればその代表になるのであって、英国でも労働党や保守党が過半数を取らないでも政権が取れる。そのような場合、少数党の意見は国政には反映ができていない。
さらに、2008年以降の不景気が広がって若年層を含めて雇用状況が著しく悪化した米国のオキュパイ運動(政治軸でいう左側)のように、資本主義と代議制民主主義の破たんを告発する一大運動に類似しているとも見えるのである。左側だけではなく、世界金融危機と政府への対応を批判したテイーパーテイ運動が右派の代表である連邦共和党の中にも広がり、「小さな政府」ポピュリズムが2013年末の政府閉鎖危機にまで至ったのである。
タイの反政府運動がクーデター(王政を倒すのではなく、現政権の交代を迫るもの)を容認するように、代議制民主主義で多数をとればすべて良い、という民主主義に対する抵抗が、反民主主義に近いものを求めるというのも皮肉でもあり、また先進国に類似した動きかもしれない。
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